間口が狭く、奥行きがおよそ35mもあるという細長い土地での建築をお考えだったことから、Nさんご家族とのプランづくりは、この形状をどう活かすかが大きな課題となりました。一般的な四角い家ではお住まいの中央が暗くなってしまう。そこで、渡り廊下でつながる二棟というプランをご提案したところ、「おもしろいプランだね」とご採用いただけ、中央部からも光が入る家が完成しました。リビングの吹抜に面して2階の子ども部屋の窓を設けたのもポイントです。
DATA
家族構成:夫婦+子ども1人
延床面積:143.66m²(43.4坪)
敷地面積:214.64m²(64.9坪)
竣工年月:2016年1月
外観は、白を基本にしながら、濃いグレーで締まりのある印象に仕上げています。
リビングの吹抜はお子さんのご希望で採り入れることに。吹抜上部には子ども部屋の窓があり、お子さんがこの窓を通してリビングにいるNさんに話しかけることもあるそうです。
細長い敷地ですが、玄関はそれを感じさせないよう、広くとっています。
LDKの奥にある渡り廊下を通って別棟へ。廊下の横に配した中庭から光が入ります。
別棟は、高さ1.4mのハーフ収納の上にお部屋を設けています。書斎兼趣味スペースにするご予定だそうです。
細長い敷地では広い庭がとりにくいため、庭の代わりになるバルコニーをご提案しました。
玄関の逆側から見ると、まるで2つの建物が建っているようです。